第38回 日本消化器内視鏡学会セミナー
セミナーのご案内
第38回日本消化器内視鏡学会セミナーの会長を仰せつかり、大変光栄に存じております。第87回日本消化器内視鏡学会総会（九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科教授 田中雅夫教授）は平成26年５月15日（木）から17日（土）に開催されますが、本セミナーは最終日17日（土）の午後から18日（日）午後にかけて福岡国際会議場（メインホール）にて開催させて頂くことになりました。
消化器診療において、内視鏡はなくてはならない検査・治療機器であることは紛れもない事実です。身体のなかを覗いて直接病気の姿を視る事が出来る内視鏡検査はわれわれ消化器を専門とする医師にとって、最も頼りになる医療機器であるとも言えます。われわれ消化器内視鏡を専門とする医師には、常に最新の診断技術や治療法を修得しておくことが求められております。そこで第38回日本消化器内視鏡学会セミナーのテーマを「診断・治療困難例の克服」としました。これは内視鏡専門医が常に心掛けて欲しい事柄として、これまで培ってきた内視鏡診断学・治療学を基にして、新たな診断技術や治療法の工夫により難しい診断や治療の緒を掴んでほしいとの願いを込めています。そのためには基礎的な知識だけではなく、より高度な専門性の高い事項を網羅するようにプログラムを構成しました。セミナープログラムの編成には、プログラム委員や卒後教育委員会の諸先生の助言により各分野で指導的な役割を担っておられる先生方を講師・司会にお願いいたしております。本セミナーの講演内容が必ずや明日の診療に役立ち、将来の内視鏡学の発展に寄与するものと確信しております。
| 会 長 | 髙橋 寛（昭和大学藤が丘病院 消化器内科） |
|---|---|
| 会 期 | 平成26年5月17日（土）、18日（日） |
| 会 場 | 福岡国際会議場 3F メインホール、5F 501（中継会場） |
| テーマ | 診断治療困難例の克服 |
| 定 員 | 1,000名＋250名 |
| 受講料 | 日本消化器内視鏡学会 会員 20,000円、非会員 30,000円 |
| 受付開始日 | 2014年5月17日（土）正午より |
| 応募要領 | 定員になりましたため締切とさせていただきます。 |
| 受講証 | 受講終了者には日本消化器内視鏡学会より受講証を発行致します。 |
日本消化器内視鏡学会第38回学会セミナー係
E-mail：nasu@jges.or.jp
Tel：03-3525-4670 Fax：03-3525-4677
※本セミナーは、専門医申請および更新の際の必須セミナー（支部セミナーでも可）となっております。
又、2016年度よりは、指導医更新の際に受講が必須となります。
プログラム
平成26年5月17日（土）（敬称略）
| 時間 | 演題名 | 講師氏名・所属 | 司会者氏名・所属 |
|---|---|---|---|
| 14：00 | 開会挨拶 | 髙橋 寛 （昭和大学 藤が丘病院 消化器内科） | |
| 14：10 | 食道胃静脈瘤の治療 | 國分 茂博 （順天堂大学練馬病院 消化器内科） | 小原 勝敏 （福島県立医科大学附属病院 内視鏡診療部） |
| 14：55 | 早期咽頭・食道癌の診断と治療 | 大森 泰 （慶應義塾大学医学部 内視鏡センター） | 門馬 久美子 （都立駒込病院 内視鏡科） |
| 15：40 | 早期胃癌の内視鏡診断 ～狭帯域光観察を用いて～ | 八尾 建史 （福岡大学筑紫病院 内視鏡部） | 藤城 光弘 （東京大学 光学医療診療部） |
| 16：25 | 早期胃癌の内視鏡治療 | 小山 恒男 （佐久総合病院 胃腸科） | 岩切 龍一 （佐賀大学 光学医療診療部） |
| 17：10 | 消化器領域における臨床試験（治験）の基本的な考え方 | 小林 真一 （昭和大学 臨床薬理研究センター） | 上西 紀夫 （公立昭和病院 院長） |
| 17：55 | 1日目終了 | ||
平成26年5月18日（日）
| 時間 | 演題名 | 講師氏名・所属 | 司会者氏名・所属 |
|---|---|---|---|
| 9：30 | 上部消化管出血の治療（非静脈瘤性） | 田辺 聡 （北里大学東病院 消化器内科） | 芳野 純治 （藤田保健衛生大学 坂文種報德會病院 内科） |
| 10：15 | 小腸疾患の診断・治療 | 遠藤 豊 （大船中央病院 消化器肝臓病センター） | 大塚 和朗 （東京医科歯科大学 光学医療診療部） |
| 11：00 | 炎症性腸疾患の内視鏡診断・治療 | 平井 郁仁 （福岡大学筑紫病院 消化器内科） | 松本 主之 （岩手医科大学 消化器内科消化管分野） |
| 12：00 | （ランチョンセミナー） 内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン：解説 | 入澤 篤志 （福島県立医科大学 会津医療センター 消化器内科学講座） | 田中 雅夫 （九州大学大学院 臨床・腫瘍外科） |
| 12：50 | （特別講演） 日本の内視鏡医に望むこと、世界の現状から | 藤田 力也 （横浜新緑総合病院） | 佐竹 儀治 （葛西昌医会病院 消化器内視鏡センター） |
| 13：20 | 大腸腫瘍の内視鏡治療困難例の克服 | 矢作 直久 （慶應義塾大学医学部 腫瘍センター） | 五十嵐 正広 （がん研究会有明病院 内視鏡診療部） |
| 14：05 | 胃癌に対する内視鏡治療と腹腔鏡治療の接点 | 福永 哲 （聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科） | 熊谷 一秀 （昭和大学豊洲病院 外科） |
| 14：50 | 良性胆膵疾患に対する内視鏡治療 | 糸井 隆夫 （東京医科大学 消化器内科） | 明石 隆吉 （熊本地域医療センター ヘルスケアセンター） |
| 15：35 | 悪性胆膵疾患に対する内視鏡治療 | 伊佐山 浩通 （東京大学医学部 消化器内科） | 峯 徹哉 （東海大学 医学科内科学系 消化器内科） |
| 16：20 | 2日目終了・アンケート | ||
プログラム委員：五十嵐正広、糸井 隆夫、熊谷 一秀、田尻 久雄、田邉 聡、峯 徹哉、遠藤 豊
顧 問：上西 紀夫、田中 雅夫、藤田 力也
