日本消化器内視鏡学会関東支部会員のみなさま、そして消化器内視鏡診療に携わるみなさま、日々の診療にご尽力いただきご多忙をきわめていることと存じます。看過されがちではありますが、我が国では高度な医療技術の日常的提供により、世界最高水準の健康と長寿が維持されていることは間違いありません。その重要な一角を担っている内視鏡診療の普及とさらなる向上をめざしてセミナーが開催されてきたわけであります。
第47回日本消化器内視鏡学会関東セミナーは、「消化器内視鏡の侍ジャパンに学ぶ：Learn from Endoscopy Samurai Japan !」をテーマに、2024年正月に開催いたします。優れた侍は敵（病変）を見極め、切るべきを切り、切るべきでないものを残し、切った後も美しく（治癒させる）であり、学問としての消化器内視鏡学もそうあるからこそ、世界に冠たる地位を維持しているわけであります。この日本消化器内視鏡学会の関東セミナーは、コロナ禍より原則web開催との方針となり、完全オンライン開催となります。1月14日（日）のライブ配信の後、オンデマンド配信を2週間（2024年1月23日（火）正午～2月5日（月）正午）の予定で実施します。本セミナーでは、消化器内視鏡診療について食道、胃、小腸、大腸、胆道・膵臓と全域をカバーして、内視鏡のエキスパートの先生方から講演していただきます。専門医申請において、学会セミナーまたは支部セミナーの受講が必要です。そこで、セミナーでは基本的知識の確認だけでなく、最新・最先端の知見についてもご講演いただく予定です。配信期間中は繰り返しての視聴が可能ですので十分に理解し確認できるものと思います。
この伝統ある関東セミナーを担当する機会を与えてくださいました、日本消化器内視鏡学会関東支部長の斎藤豊先生、監事の河合隆先生と藤崎順子先生、プログラム委員の先生方、幹事・評議員の先生方、及び関係各位の皆様に心より厚く御礼を申し上げます。
最後になりますが、多くの会員の先生方に第47回日本消化器内視鏡学会関東セミナーにご参加いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。